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鯖街道マウンテンマラソン & ウルトラランニングの補給

昨日5月22日に開催された鯖街道マウンテンウルトラマラソン(本鯖/77km)を走ってきた。

鯖街道マウンテンウルトラマラソンとは、福井県の小浜市から京都市まで繋がる鯖街道を舞台としたマウンテンマラソン。昔は、小浜でとれた鯖を京の都まで運んだルートであり、昔の人は採れた鯖を新鮮なまま走って運んだのが由来らしい。今年で21回で歴史ある大会。

リザルトは、残念ながら67km地点の市原で、5分ぐらい足らずで関門に引っかかりDNF・・・原因は、「胃」の調子が、レース当日の朝から調子が悪くて・・・レース中、3度もトイレに駆け込む始末・・・

あと、最高気温30度というハンパない暑さも影響してか、胃のコンディションがどんどん悪化。補給も、エイドで提供されているものも、殆ど喉が通らず。食べられたのは、冷やしそうめんと、久多エイドで提供されていた小さなおにぎり。その他は、持参していたメダリストのエナジージェル2つ、あとは塩熱サプリぐらいか。。しかし、これだけでは、ウルトラマラソンを走りきれるカロリーは不足。。。。

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終いには、八丁平あたりで気分が悪くなって、ベンチで座り込む始末。一番重要な塩熱サプリも受け付けなくなり、こりゃあー、次のエイド(尾越/47km)でDNFも過ぎったが、移動中にスイーパーをされていたきむかつコーチと運良く遭遇。

現在の状況などを話しながら走っていたら、補給のアドバイスやエピソードなどを聞かせてくれて、気分が紛れて、楽になった。あと、途中で飲んでいたMAGMA ATHLETE BARLEYの効果が出始めたのか、ようやく尾越エイドあたりから復調し始める。

その後は、杉峠までロスしたタイムを戻すようにペースを上げて、そして杉峠から鞍馬までの7kmの下り坂は、その時に出しきれるだけのスピードを乗せて、走りまくる。

なんとか、鞍馬の制限時間の2分前までには通過は出来たものの、どうやらカラダがここで限界に達してしまったようで、次の市原までの3kmは地獄。。。胃は痛いは、力が入らないわで、こんな辛い状態で走ったのは初めてだった。

そして、市原には関門の約5分後に到着したが、到着した瞬間、暫く動けなくなり、そこで終了。

ウルトラランニングにおける補給を考察

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今回のレース、惜しくもDNFとなってしまったが、個人的には大きな収穫になった。今回のレースは、7月のEiger Ultra Trailの練習として参加していたのだが、今回の鯖街道で大きな失敗が出来たのは良かったと思う。

ウルトラトレイルでは、脚や膝などのトラブル以上に、胃腸のトラブルがつきまとう。正直なところ、ここまで大きな胃腸トラブルをしたことはなく、メインレースに向けて、いい経験が出来た。そして、胃腸トラブルが発生した時の対処方法、そしてどういったものを摂取すればいいのか、という光明も見えてきた。

Carb for Fuelではなく、Fat for Fuel

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つまり、「糖質ではなく、脂質によるエネルギー供給」。現在のUSのコアなウルトラランナーの中では流行っているランニングにおけるエネルギー供給のセオリー。

当ブログでも、何度か取り上げた内容であるが、今回のレースを持って、実証出来たのではないかと思う。糖質という糖質は殆ど摂取していない状態で、約70km(行動時間10時間30分)も走れた。これは、素晴らしい人体実験(笑)

正直なところ、「1時間に1回にエナジージェルを摂取しよう!」というセオリーはよく聞くが、もしかするとそこまで頻繁に摂取する必要性もないような気がしてきた。もちろん、全く摂取しないのはダメかもしれないが、少なくとも人間の脂肪を積極的に燃焼(脂肪代謝)させて、効率よく走るカラダを作らないと行けないと感じた。

実は、糖質によるエネルギー代謝は、あまり効率的ではなく、糖質代謝による方法だと、ずっと摂取し続けないといけないようだ。だから「1時間1回、エネルギージェルを摂取しよう」というセオリーが出てきたのかもしれない。

しかし、江部先生の書籍(少し下の方にて紹介)によると、体重65kg、体脂肪率20%の人の場合、フルマラソン43回走れる分だけのエネルギーを蓄えているそうだ。なので、この人間の体に備わった天然のエネルギー源である脂肪を利用すれば、効率よく走れるはずだ。

我々の先祖は、特に原始時代の場合、砂糖水をぶら下げて走って、狩猟しているとは思えない(笑)元々人間の体に備わった脂肪代謝を利用して長時間にわたって歩いたり、時には走ったり、獲物と戦ったりして、獲物を捕まえていたのだと思う。

もちろん、「脂質代謝」は、いきなりなるものではなく、普段の食事から、このカラダ(ケトン体)を作っていく必要がある。つまり、日常の食事において、糖質を抑えた食事をしないと、「Fat for Fuel」なカラダにはならないようだ。

この手段として、普段私が実践している「1日2食」「1日1食(これは後日ブログにあげます)」などの食事スタイルを実践するのも有りだと思う。

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これは、細かなところは、まだまだ自分のなかでは研究段階(実験段階)ではあるが、以前よりもカラダも軽くなった感じするし、パフォーマンスも上がっていると感じている。

トレイルランニングを始めとしたエンデュランススポーツにおける糖質制限の効果に関しては、以下の書籍の一読をオススメする。特に、京都の高雄病院の糖尿病専門ドクターであり、日本の糖質制限のパイオニアでもある「江部康二」氏の以下の書籍は、分かりやすくてオススメだ。

人類最強の「糖質制限」論  ケトン体を味方にして痩せる、健康になる (SB新書)

人類最強の「糖質制限」論 ケトン体を味方にして痩せる、健康になる (SB新書)

 

 

GO WILD 野生の体を取り戻せ! ―科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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Magma Athlete Barleyはホンモノ!

以前から、MAGMA ATHLETE BARLEYの効果は実感しているため、レースのたびには必ず持参するぐらい信頼しているサプリメント。

今回、このMAGMA ATHLETE BARLEYには非常に助けられた。これがなければ、おそらく、もっと早い段階で戦線離脱を余儀なくされていたが、これを飲んでいたおかげで、あのバッドコンディションのなかで約70kmも走り続けた。

今までは、レース中につかれた時やレース後にリカバリー目的で飲んでた程度であったが、今回鯖街道を教訓に、レース中はもっと積極的に摂取しようと思う。このサプリには、抗酸化作用のある大麦若葉を始め、ウコン、高麗人蔘、冬虫夏草などのハーブ類に、激しい運動時に激しく消費するミネラル・ビタミンの補給、そしてそれらの吸収効率を上げてくれるコショウ由来のバイオペリン配合。

公式ページをよくよく読んでいたら、こんなことが書いてあった。レース後半は、正直なところ、これと水分だけで走っていたので、以下の石川弘樹氏のメッセージはホンモノかもしれない。

“アスリートバーリィだけでもウルトラディスタンスを走ることが可能になった”


私がこの製品をテストした実例は幾度もトレイル(登山道)の50km以上の距離を7~8時間走り続けた際、水分とこの製品のみ(粉末のまま口に摂取)で、走るパフォーマンスを落とすこともなく、空腹もほとんど感じず走れるものでした。

by 石川弘樹(MAGMA ATHLETE BARLEYの公式ページより抜粋)

このMAGMA ATHLET BALERYの共同開発者でもある石川弘樹氏も「とんでもないものを作ってしまった」と大絶賛な製品。これは、7月のEiger Ultra Trailではマストなものになりそうだ。忘れないように絶対持っていきます!

総括

The Eiger

というわけで、結果は残念であったが、結果だけがレースではないと個人的には思う。失敗から沢山学べることはたくさんある。個人的には、Eiger Ultra Trail前にこれを経験ん出来たのは非常に良かったと思っている。

Eiger Ultra Trailは、全長101km、累積標高6700mという今までの人生にない、ハンパないレースになりそうだ。そして、異国の地ということも有り、食事事情も日本と大きく異なるので、現地で何を食べて過ごすかというのが、重要になってきそうだ。

また、ウルトラトレイルの世界では、筋力や肺活量、持久力などの競技に必要なフィジカル面だけでなく、体のコンディション、食事、体調管理も非常に重要になってくる。今後、約2ヶ月は、怪我をしないように適度に練習しつつ、食事にも気をつけたいと思う。特に、暴飲暴食はご法度で、今後は、カラダに優しい物を中心に摂取して、7月のEigerを向いたいと思う。